朝起きてからのしびれが無くなりました!
患者様の声を御紹介します。
70代 女性の方で股関節痛と両足のシビレでご来院頂いている患者様です。
「最近、朝起きてからしばらく、両足が痺れる感じがするんです」
とのご相談を受けました。
詳しく調べていくと、腰にはすべり症の既往がある様子でした。
痺れの様子も血行性のものでもなく、筋肉のトリガーポイント関連痛でもない様子でした。
いわゆる脊柱管狭窄症の症状が疑われました。
股関節も片側が人工関節に手術されており、もう片方も不安を抱えていらっしゃるようでしたので、まず第一は体重を増やさないように気を付けることが課題でありました。
そして今回の足のしびれの改善も兼ねてスクワットの運動に取り組んで頂きました。
☆回数は50回
☆腰に手を当て、股関節を押し込むように、そして背中を丸めないように
☆後ろにイスを置き、イスにお尻が当たるくらいに沈み込むように
以上に注意しながら取り組んで頂きました。
約1ヶ月ほど取り組んで頂き、その間当院のYouTubeの配信やLINEでのサポートも使い続けてくださいました。
すると朝の足のしびれが気にならなくなったとご報告下さいました。
脊柱管狭窄症にスクワットが効く理由
今回スクワットを正しく行うことで、
①背筋が鍛えられ、脊柱が安定した
②お尻が鍛えられ、骨盤が安定し、脊柱の負担が減った
以上の理由で改善につながったと考えられます。
脊柱管狭窄症の根本原因は、筋力が衰え支持を靭帯に頼ることで起こると考えています。
脊柱管狭窄症の初期の段階では、まず筋力を落とさないように運動をすることが必要です。
特に脊柱起立筋(取り分け背骨を支える働きの強い多裂筋)を鍛えます。
その一番基本となり自宅でも行えるのが
「スクワット」
です。
ただし正しい姿勢で行うことがポイントです。
①背中をまっすぐ(背筋を鍛えます)
②お尻を突き出す(お尻を鍛えます)
③つま先から膝が出ない(膝の負担を減らします)
まずこの3つがしっかりを守って行うことが前提です。
あとはその方の筋力やお悩み、体の使い方に合わせて行います。
やみくもにやって効果が出る訳ではありません。
当院では徹底サポートで一番効果的な運動をオーダーメイドで行います。
今回はこれらがしっかり行えて、患者様も運動が継続できたので改善につながったのかと思います。