肩の痛み自分でできる改善法
こんにちは。
島内しみず整骨院しみずカラダ研究所 清水です。
これは当院で肩の痛みのある患者様にお渡ししている運動のテキストの一部です。
この運動の効果についてご説明いたします。
肩の痛みに腕立て伏せが効果的な理由
肩の痛みと一括りにできませんが、例えば「四十肩」「五十肩」というのは多くの方が悩まれる症状だと思います。
五十肩にも細かく分けると、腱板の炎症、三角筋下滑液包炎、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋腱の炎症などなど様々あります。
肩を支える細かな組織のどこかで炎症が起きているというわけです。
多くの場合、一部の組織に炎症が出ているので、他の組織は正常だったりします。
なので他の組織の活性を高めて、肩の動きを良くし、傷んだ組織に掛かるストレスを軽減することが治療のポイントです。
そこで腕立て伏せです。
腕立て伏せをすることで肩のインナーマッスルに刺激が入ります。
かつ肩の動きは少ないので動かすと痛い方でも取り組みやすい運動です。
ポイントは肩甲骨の安定性を高める(スタビリティ)ように行うことです。
なのでイメージする一般的な腕立て伏せとは違い女性でも行えます。
壁で腕立て伏せのやり方
①壁から1m以上離れる
②手を胸の高さより少し低めに壁につく
③10cmほど腕を曲げて3秒キープする
④壁を押すように戻す
⑤10回を目安に2~3セット行う
ポイント:肩甲骨を寄せないように、腰を反らないうに体が棒になったイメージで行います。曲げ伸ばしのストロークもごく浅くてOK。
痛みのない方が行っても予防として効果的です。
特に女性で腕立て伏せのできない方は、肩の障害が起こる可能性がありますので予防として取り組みましょう。
*肩の痛みの原因や状態によってはおすすめできないときもあります。